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適当に生きてます。
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| インテル逃走中** [PR]× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 第1話「レックスはもっと素直になっていいんじゃないかな。」 そう最近父に言われた。 その言葉は俺にとっては意外なものだった。 いつだって皆から正反対のことを言われてきたから。 幼いころから勇者という肩書きのもと育てられた俺は、いつからか自分 を偽ることが得意になっていた。 周りの期待と憧れ、運命に背くことは許さないといつも言われている気が したものだ。 求められているのは俺じゃない。 勇者だ。 あの戦いから4年。 俺は未だに勇者から抜け出すことができないでいた。 グランバニアの城下町。 城の中に造られた町ではあるが、外から差し込んでくる日の光のおかげか 外にいる錯覚を起こす。 人々は賑やかに言葉を交わしあい働いている。 その顔は皆幸せそうで、今日の天気のようだ。 そんなことを考えていた自分に気付きフッと苦笑する。 人々の幸せなんて、はたして俺が望んでいたことなのか。 余計な考え事を頭の隅へと追いやり目的の場所へと急いだ。 道具屋に差し掛かると自分と同じ年くらいの銀髪の少年がいきなり道具屋 から飛び出してきた。咄嗟のことに避けれずぶつかってしまった。 反射的に舌打ちが出そうになるのを堪える。 「あ、ごめんなさい!!大丈夫ですか!!」 落とした大量の荷物そっちのけで、俺へと駆け寄ってきた。 彼の手をかりて立ち上がるといつもの作り笑顔で大丈夫です。とこたえた。 そのとき、とても懐かしい感覚が俺を襲った。 なんだかわからないが落ち着く。 そんな感覚にボーっとしていると、目の前の少年もなのか俺を見つめたまま 動かずにいた。 「荷物、拾わなくて大丈夫ですか?」 そういうと少年はハッとして荷物を拾い出す。 それを俺も手伝ってやると少年も笑顔でありがとうと応えた。 荷物はかなりの重さがあった。 商売のためにここに仕入れにでも来たのだろう。 荷物を拾い終わり、背負うと少年はまたありがとう、と一度礼をして町の入り 口のほうへ駆け出した。 それを笑顔で見送ると少年がいた道具屋へと向かった。 歩き出したときには、さっき感じた懐かしさのことなど忘れていた。 道具屋に着くと、いつものようにおじさんが笑顔で迎えてくれた。 彼は俺が生まれる前からずっとここで道具屋をしている。 「こんにちわ。父から頼まれたものを受け取りにきたのですが」 「はい、聞いてますよ。これですね。」 そう言い差し出された紙袋を受け取る。 特に袋の中のものは確認しない。 確かめなくても彼は間違えたものを渡してきたことはない。 ありがとう、といえば彼は更に笑みを深くした。 「あの・・さっきここにいた少年なんですけど・・」 よくこの道具屋に来ているので、商売相手の顔は皆知っている。 しかし彼は一度も見たことがなかったので、気になり尋ねてみた。 「ああ、彼はオラクルベリーのエドガンさんとこの息子さんですよ。 今回からこっち方面の仕入れは息子さんに任せたみたいなんですよ。」 「なるほど。」 疑問が解決し、あいさつをして道具屋を出る。 そして城への階段へと向かった。 歩きながら先ほどの少年を思い浮かべる。 とても人がよさそうな少年で、まるで俺とは正反対に見えた。 俺も道具屋に生まれたらあんなになったのだろうか。 階段へと差し掛かったとき、またくだらない考えをしていることに気付き 小さくため息を漏らして、頭の中から完全に彼のことを消した。 PR COMMENTSCOMMENT FORM TRACKBACKSTRACKBACK URL | |