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| インテル逃走中** [PR]× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 高校1年・・11「さあ皆、計画を立てようじゃないか」 ウキウキと千石がカレンダーを机に広げた。 油性マジックも忘れない。 「海とかどうだい?」 「それ、それいい!!」 「わんも海行きたい!!」 「・・・えっと俺たちも乗るべきなのか?」 「・・・」 3人はもう海にいくことが決定しているみたいで、あとは どこの海にするかの話し合いをしている。 福士と俺は小さくため息をついた。 「おー、夏休みの計画でも立ててるのか?」 部室にやってきた深津が背後から覗く。 今日は7/19。 ようは明日から夏休みなのだ。 そこで今日、皆で部活の合間をぬってどっか遊びに行こうと 計画を立てたいらしい。 ほおーと、カレンダーを覗く深津の腕にはなにやらまた ポスターが抱えられているが見なかったことにしたい。 毎度おなじみのあれだとしか思えない。 「そうなの。深津さんも行く?海」 なんでそこでこいつを呼ぶのかわからないが、千石の考え なんていつだってわからない。 しかも深津も乗り気らしく、海の話し合いに参加しだす。 「海かあ、俺沖縄の海ってみたことないんだよねー」 福士がなにげなく放った言葉に沖縄出身の平古場が反応する。 「じゃあ、うちなー行こうよ」 「はいさい沖縄!!」 「なまちゃんうちなー!!」 小学生かといいたくなるくらいはしゃぐ馬鹿2人。 そいつらのTシャツのすそを掴みながら歩く穂波。 目を離すとどこにいくかわからないからな・・・じゃなくて。 前にもこんな流れがあった気がしなくもないが、俺の拒否権は なく沖縄に連れてこられた。 一緒に呆れていたはずの福士まで楽しそうにしているから 余計腹立つ。 ・・しかし後ろを歩いている深津がヤンキーにしか見えない。 それを素直に聞きかけた福士がグラサン越しに威圧されて 震えているのをさっき見たばかりだ。 そのとき携帯の振動を感じまたか、とため息をつく。 休みがあわず一緒にくることができなかった宍戸からのメール が絶えない。 内容はまあ、盗難に気をつけろ、だの喧嘩をするんじゃない、だの。 千石にも同じ内容のメールが来ていることだろう。 携帯のバイブを無視してとっとと空港を後にした。 「海、海、海!!!!およぐぞー!!!」 「泳ぐぞー!!!!」 「俺も泳ぐぞー!!!」 「深津まで一緒になるなー!!!!!」 「ははは、あっくん楽しそうだね」 「・・・はあ」 馬鹿2人に加わり深津も海に飛び込む。 キャッキャと一緒にはしゃぐ姿は先生とはまるで思えない。 「ほらー3人とも入ってこいよー」 そう深津が言うと穂波もなぜか同じノリで海へと飛び込む。 福士も楽しそうに海に入っていくし。 俺もなんだかんだ考えながらも海へと飛び込むのだった。 「あっくん白いなー。なんで日焼けしないの?」 「やくと肌が赤くなるからな。日焼け止めぬってる」 「うっわーあっくん可愛い、赤くなるんやっさー」 可愛いと連呼する平古場と千石を海に沈めてやる。 暴れる2人のせいで水しぶきが飛ぶ。 「お、楽しそうだな」 そこに深津が乗り込んできて、4人で激しいバトルが繰り 広げられる。 沈めあいも水かけあいも半端じゃない。 端からみている福士もなぜか標的になり、さんざん海に 投げ飛ばされたりもした。 「あっくんが一番楽しそうだなー」 1人平和に泳いでいる穂波がハハハと声をあげて笑った。 「てかさー、ここらへんって凛くんが前にすんでたところ?」 砂浜でゴロゴロとしながら千石が尋ねる。 先ほどの戦い(?)のせいで皆は疲れきってしまい砂浜の パラソルの下で芋虫になっていた。 特に福士なんか一番の標的になっていたので、ぐったりと して動かない。(殺してはいない) 深津は歳だ、といいながらもう夢の世界へと突入しようとして いる。 「あらんよ。わんはもっと田舎のほうに住んでたから」 「え?違うの?」 「・・千石、俺の背中をべたべた触るな」 俺の静止の声なんぞ聞き入れるわけもなく、千石は俺の背中を さすりながら平古場との会話をすすめる。 肌がさらさらしていて気持ちいいらしいが、俺は気持ち悪い。 「地元に行って、あぬひゃーらに会うのは嫌だからね」 「誰にあうぬがべーって?」 「!!」 声に振り返ると、男が2人こちらへと歩いてきていた。 その2人をみた平古場は驚きに目を見開いた。 「・・裕次郎に、木手」 2人を見つめる平古場の表情はいつもと違い、どこか怯えている。 その様子を見た千石が平古場を庇うように2人の前に立ち はだかる。 すると眼鏡をかけたほうの男がククっと笑い眼鏡の左端をあげた。 「なにもしませんよ。私たちは彼の元同級生です。・・テニスから 逃げ出した彼の、ね」 「!!そんな言い方ないだろ!?」 平古場に対しての嫌味に、千石が腹を立て眼鏡の胸倉をつかむ。 それを平古場が慌てて止めたので、仕方なく千石は手を放す。 「事実やくとぅ、木手が言ってること・・」 そういって落ち込む様子に満足げに木手は笑う。 もう1人の男は少し気まずそうな表情を浮かべ、木手と平古場に 視線をむける。 「別に逃げちゃいないよ」 そういって平古場の頭をなでたのは、さっきまで寝ていた深津だ。 深津はいつもとは違い、優しく微笑んでいる。 「あなたは誰ですか?」 「俺はこいつらの先生です」 「・・ヤンキーっぽい」 ぼそっと囁いた裕次郎の言葉はあながち間違ってはいない。 地獄耳の深津がひと睨みし、裕次郎はおろか木手までビクっと する。 「どういうことですか?逃げてはいないとは」 すぐに調子を取り戻した木手が眼鏡をあげながら問う。 「そのまんまだよ。ちゃんとテニス続けてる。こいつらと」 そういって俺たちを見回す。 そしてきょとんとした平古場に深津はね?、と言って笑いかける。 その様子に裕次郎はさっきとは違い、安心したような笑顔で そうなんだ、と漏らした。 「凛、ちゃんとテニスしはるんやっさー」 笑顔で言う裕次郎に、木手はごまかすかのように眼鏡をあげ そうですか、とちょっと顔を赤くしてこたえた。 どうやら木手と甲斐は地元を離れ、こちらの高校を受験した そうだ。 そんなことも知らなかったのか、と呆れたように皆が平古場 に言うと、甲斐が平古場はテニスをしたくないとだけ言い残し、 今後のことを落ち着いてはなすこともなく神奈川に行ってしまった ことを話した。 「連絡もくれねーらん、寂しかったよ」 「・・ごめん」 しゅんとしてしまう平古場を千石がよしよし、とあやす。 「しかし面白いメンバーですね。あなたたちは山吹の2人 ですよね?」 「面白いってのよく言われる。てか俺たちって有名なんだなー」 嬉しそうに言う千石に、木手が嫌味ったらしく問題児ですからね といって俺をみる。 この男はいちいち頭にくることを言うやつだ。 ああ?っと喧嘩口調でいう俺を福士がまあまあ、とたしなめる。 「やしが、すごくいいメンバーだよ」 迷いなくいう平古場に甲斐は優しく笑む。 「・・平古場のこと、よろしくお願いします。」 眼鏡をまたあげ、顔を赤くする木手に平古場ばかりでなく 言われた俺たちまできょとんとする。 しかし言われた意味を理解すると、平古場も甲斐も、そして千石 までも声をだして笑いだす。 「な、なんで笑うんだ!!」 「だって、キャラじゃないやっさー・・ハハハ!!」 3人の様子になお、顔を赤くして怒鳴る。 「まあ、やてぃんありがとう。心配してくれて」 怒っていた木手だったが、平古場がにっこりと微笑み怒る気が そがれたのか、何かを口にしかけはぁ、とため息をつく。 それを見てクスクスと甲斐と千石が笑う。 「ところで、凛ってなまもダブルスなぬ?」 ひととおり落ち着いたところで甲斐が疑問を口にする。 それに平古場よりも先にへぇーダブルスだったんだ、と深津が 反応をかえす。 「いや、なまやシングルスやしが・・」 「うん決心がついた。凛くん今からダブルスに転向しなさい」 話の流れをまるで無視して深津が話しだす。 しかも結構重要なことを軽くいう(いつものことだが)ので一瞬反応 に遅れるが、ここにいた皆がえ?っという反応を返す。 「いや、意味がちゃーぐしがーに・・」 「相手は決まってる安心しろ、ミチルだ。」 「・・・・ええ!!!!俺!!!?」 意味がわからない、と2人で猛抗議をしだす。 それをニコニコと穂波が仲良しだからいいじゃない、とか言い出す から余計大変なことになる。 俺ははぁ、と何度めになるかわからないため息をつく。 「面白い人たちですね」 本音なのか嫌味でいったのかわからない感じで返した木手の 声はむなしく響いた。 なんか終わりそうにないから適当に切り上げてしまった。 修正するやもです。 ちなみに木手くんと甲斐くんはトレーニングかなんかで 海岸を走っていたとかそんな感じですきっと。 そしてみっちーと凛はダブルスに転向です。 きっと仲良しさんになると思うんだ。 PR COMMENTSCOMMENT FORM TRACKBACKSTRACKBACK URL | |