忍者ブログ
     
プロフィール

HN:
07
性別:
女性
自己紹介:
適当に生きてます。

カウンター

リンク



リンクはご自由にどうぞ。
持ち帰ってください。


インテル入ってない
hiomoon様。
パソコン擬人化サイト。



お世話になってます。↓










ドラゴンクエスト専門サーチエンジン Dragon Quest +



アクセス解析
OTHERS
Designed by TABLE ENOCH
Powered by [PR]
 

[PR]

2026/06/13 (Sat) -

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


プロローグ

2009/07/15 (Wed) - ドラゴンクエスト5


 「娘のことはもう諦めろ」

 主の声が響いた。
 それは彼にとっては死刑判決のように聞こえた。
 
 「お願いします!!一度だけでいいです!!会わせてください!!」
 
 その言葉にこたえはなかった。
 彼は下唇を噛み、涙が流れるのを堪えた。
 
 「マスタードラゴン様!!!」

 「ならん!!!」

 主は大きな身体を彼へとゆっくり進めた。
 それに怯えて彼は一歩後ずさった。
 
 「娘の命は助けてやったではないか・・」
 
 それを聞き、彼は怯えながらもキッと主を睨んだ。
 拳は強く握られ震えている。

 「あなたは、私の妻を殺しました!!」

 フッと主が苦笑する。
 それがなんだ、とでも言うかのように。
 
 「禁忌を犯したのはお前だ。・・人間なんぞと愛し合うとは、な。
 それ以上私に逆らうなら、お前も妻のところへ送ってやる。」

 言い終わると主は彼を鷲掴み投げ飛ばした。
 彼は壁に激突し、意識を手放した。
 
 「無駄な足掻きを・・」

 その瞳には何の感情も浮かんでいなかった。


 
 『・・我ヲ受ケ入レルノダ』

 どこからか声がする。
 それは直接、頭に響いてきた。
 
 響く重低音に、言い知れぬ恐怖を感じる。
 
 『オ前ハ、アイツガ憎イノダロウ?ナラバ受ケ入レルノダ』

 抑揚のない声に、心臓を鷲掴みにされた気がした。
 
 確かに、彼は主を憎んでいた。
 妻を殺し、娘を地上へと野放しにした主を。
 もし娘が勇者の血族でなかったのなら、間違いなく殺されて
 いただろう。
 そんな主を、彼は憎んでいるのだ。
 
 『ナラバ受ケ入レルノダ』
 
 その瞬間、横たわっていた彼の目が見開き、身体は闇に包まれた。
 魔力が暴走し、彼の身体では押さえきれないのか、身体中の血管
 が浮き出し、眼球は今にも飛び出そうだった。
 
 しばらくすると、ゼエゼエと息を荒らげながらも徐々に魔力は彼に
 収まっていった。
 もう一度彼が目を開いたときには、もういつもの輝きはなく虚ろな
 ものであった。
 彼は起き上がりニヤリ、と口元を吊り上げる。
 
 「復活の時が、近づいた。」 

 彼は音を立てることもなく、窓から飛び去っていった。

  
PR

PREV HOME NEXT

COMMENTS

COMMENT FORM

TITLE

NAME

EMAIL

HOME
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字PASS
COMMENT

TRACKBACKS

TRACKBACK URL