|
プロフィール
HN:
07
性別:
女性
自己紹介:
適当に生きてます。
カウンター
BBS
リンク
アクセス解析
OTHERS
| インテル逃走中** [PR]× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 中学時代・・4「へ?神奈川の高校なの?」 千石が変な声で言った。 ここは亜久津の家。 千石の目の前では、亜久津が仕方なく優紀に例の高校 のパンフレットを見せているところだ。 亜久津も優紀も何か固まっている。 「千石くん、もしかして知らないで行くの決めてたの?」 千石がハハッと顔を引き攣らせながら笑った。 その様子に亜久津は大きな溜息をついた。 「お前、その様子じゃ受験のことも考えてないんだろうな・・。」 「え!!受験すんの!!?」 亜久津と、さすがの優紀も呆れて溜息をついた。 千石の引き攣った顔をシカトして、亜久津は玄関に向かった。 「ちょ、あっくんどこいくの?」 「・・タバコ。」 なぜだか千石も着いてきた。 「あっくん、コンビニも。」 「へいへい。」 さっきの話は既に忘れたのか、能天気な顔して千石は歩いて いる。 本当に高校に行けるのか心配である。 「お前、ちゃんと勉強しろよな。」 亜久津があんまり考えずに言ったのだが、千石が急に立ち止まった。 仕方なく亜久津も立ち止まって振り返ったら、亜久津を不気味 なものを見るような眼で見つめていた。 「あっくん、どうしたの?頭どうかした?」 「お前の頭がどうかしてるな。」 亜久津はスタスタと先に行ってしまった。 取り残された千石は、とりあえず自分の頭を撫でてみた。 コンビニの前までやってくると、2人と同い年ぐらいの4人が 言い争いをしていた。 そのうちの1人を千石が凝視している。 「えっと・・んっと・・。」 「なんだよ気持ち悪りぃな。」 ん~っと、唸りながら考え込んでいる。 イライラするが、我慢して亜久津は千石をまっていた。 「なんだっけ?ほら、あの・・」 「だからなん・・「ふざけんじゃねェよ!!!!」 4人のうちの1人が怒鳴った。 そして、千石が凝視していたやつの胸倉を掴んだ。 「はぁ?お前、いい加減にしろっつーの。」 負けじとそいつも言い返す。 小さいわりには、ハスキーな声だ。 「何がいい加減にしろだぁ?先にそっちがケンカ売ってきたんだろ!!」 怒鳴ったやつが拳を振り上げた。 相手は咄嗟に目をぎゅっと瞑った。 パシッ!!!! しかし、何の衝撃もこないので目を開けると、亜久津がそいつの腕を 掴んでいた。 音がしそうなくらい強く握っているようで、そいつは顔を真っ青にして いる。 「ケンカか?楽しそうじゃねぇか。」 そういうと、亜久津は相手の腹に向かって拳を突き出した。 カハッ、と声をあげてそのまま蹲ってしまった。 「っのヤロぉ!!!」 残りのうちの1人が亜久津に向かって殴りかかろうとするが、今度は 千石がそいつに蹴りを食らわす。 そいつもそのまま倒れこんでしまった。 「よわっちぃな~。」 千石が倒れたやつを踏みつけていると、残りの1人がヤケになって 突っ込んできた。 しかし、そいつもさっきまで胸倉を掴まれてたやつが、顔面を殴って 終了となった。 「終わった終わった~。・・・あ!!」 未だに踏ん付けている千石がいきなり声をあげた。 「宍戸くん!!」 「でね、オレ馬鹿だから受験のことすっかり忘れてて・・」 「うわっ!!激ダサ!!」 コンビニでの買い物をすませ、亜久津の家に帰ろうとしている のだが、宍戸と呼ばれた少年も家が同じ方面のようなので、 一緒に帰っていた。 千石と宍戸は、既に仲良くなっていて2人で盛り上がっていた。 「てかさ、宍戸くん家ってここらへんなの?コンビニでも全然 見かけないし。」 「家のそばにあったコンビニがつぶれちゃってよ。仕方なくこっち 来たんだけど、まじイキナリ絡まれてさ。ツイてねぇ~。」 「なるほどね~。」 暫く歩くと、亜久津の住んでるアパートの前に着いた。 「へぇ~、亜久津ん家ってこんなに近かったんだ。たまにここの 前通るし。」 宍戸がアパートを見上げていると、亜久津はアパートの階段を 登りだした。 千石もそれに続いた。 「宍戸くんも寄ってかない?暇でしょ?」 千石の言葉に、おうっと返事をして階段を登った。 「見て見て!!これ過去問らしいんだけど、ちょぉムズカシそうなの!!」 千石は、亜久津が伴爺からもらった高校の入試問題を宍戸に見せていた。 宍戸はずっと氷帝にいて、暫く受験とは縁がなかったためか、興味 深げにそれを見ていた。 「へぇ~、割と簡単そうだな。」 「何いってんの宍戸くん!!それちゃんと解いてみなって!! ほい、紙とシャーペン。」 千石は見てもサッパリわからなかったようで、もう解く気がないらしい。 しかし、宍戸はそんな千石をよそにスラスラと問題を解き始めた。 千石はその光景を驚きながら見つめていた。 「うっわ宍戸くん、実は頭いいんだ。学校での順位どんくらい?」 「え~?30番くらいじゃね?」 氷帝はもともとレベルの高い学校なので、その中でも30位に入れれば かなり勉強ができる部類に入る。 ふと、何かを思いついたのかベッドの上で雑誌を読んでいた 亜久津が、宍戸の隣に移動した。 「おい宍戸」 「ん?なんだ?」 話し掛けられても問題を解くのはやめない。 亜久津も宍戸の解答を見て、なかなかだと感心した。 「受験までコイツの勉強見てやってくれないか?」 「ぶふっ!!」 水を飲んでいた千石が噴出す。 亜久津がきたねぇ!!、と一喝するが千石は動揺している らしく、1人でなにやら叫んでいる。 宍戸はさすがに解くのをやめ、口を開けたまま亜久津を見つめていた。 「・・なんだよ。」 「いや、亜久津って千石のこと大好きなんだな。別にいいぜ。」 なんでそんな風に思われなきゃいけないんだ?とは思っても、 満面の笑みで了承してくれた宍戸を亜久津は殴ることもできな かったので、顔が引き攣ってしまったが、宍戸は特に気にしては いなかった。 千石はそれを聞いた途端、宍戸に抱きついて喜んでいる。 「てことは、俺またココに来てもいいのか?」 「勿論!!好きなときにくればいいよ。」 なぜか千石が応えるが、亜久津も否定はしなかった。 宍戸はその返事に、へへっと嬉しそうに笑った。 「俺ずっと氷帝にいたからさ、他の学校の友達いなくってよ。 なんかすげー嬉しい。」 千石と亜久津は顔を見合わせた。 千石も、珍しく亜久津も笑顔になった。 3人のお家は徒歩10分くらいの距離だったらなぁ、と 勝手に妄想してます。 場所は神奈川に近い東京(ちょっと田舎)で、氷帝と 山吹は反対方向の所にあるって設定です。 (氷帝は品川区あたりで、山吹はどっかの市) 3人とも学校まで1時間ぐらいです。 相変わらずあっくんは優しいな(笑) PR COMMENTSCOMMENT FORM TRACKBACKSTRACKBACK URL | |